株式会社SUSTAINABLE JAPANがUPSEAを立ち上げた本当の理由

海を愛するすべての人へ – UPSEA誕生の想い

海は、私にとって特別な存在です。父は沖縄・与那国島生まれ、母は熊本の港町生まれ。幼い頃から海は常に身近にあり、その美しさと壮大さに魅了されてきました。しかし、今その海が深刻な危機に直面しています。世界では年間約800万トンものプラスチックゴミが海に流れ込み、多くの海洋生物が被害を受けています。その原因の大部分は、私たちが陸で使用し、適切に処理されなかった「プラスチック」にあります。

私は株式会社SUSTAINABLE JAPANの代表として、設立以来、海洋ゴミ問題に取り組んできました。海洋浮遊ゴミ回収機SEABINの販売・リースを皮切りに、日本独自の課題に対応するために開発した「用排水路浮遊ゴミ回収機SEETHLIVER」の製造・販売を2023年に開始しました。これらの取り組みを通じて、海洋環境を守るための行動を続けています。

しかし、活動を進める中で私はある大きな課題に気づきました。それは、私たちが行っている海洋ゴミ回収の取り組みは「経済性ゼロのビジネス」であるということ。SEABINSEETHLIVERは環境保護には大きく貢献できますが、それ自体が収益を生むビジネスモデルではありません。そのため、持続的にこの活動を続けていくための新たなアプローチが必要でした。

そこで生まれたのが、海洋プラスチックを再生し、新たな価値へと生まれ変わらせるブランド「UPSEA(アップシー)」です。


UPCYCLE」と「SEA」への想い

UPSEAという名前には、2つの意味を込めています。ひとつは 「UPCYCLE(創造的価値の構築)」、もうひとつは 「SEA(海)」。私たちは、ただのリサイクルではなく、海洋プラスチックに新たな命を吹き込み、価値を生み出すことを目指しています。そして、その想いに共感してくれた二人のトップアスリートと共に、未来の海を守るためのアクションを起こしていきます。

 

経済性と環境保護の両立を目指して

「未来の子供たちのために、綺麗な海を残したい」——その想いを形にするため、私たちは「経済性ゼロのビジネス」に新たな可能性を見出しました。それは、大義・目的を共有しながらも「経済性のある」商品やサービスを提供する企業と協力し、環境保護と持続可能なビジネスを両立させること。

UPSEAは、海洋ゴミとして漂流するプラスチックを回収し、サーフィンギアやアパレルへと再生することで、単なる環境保護活動ではなく、持続可能な経済循環を生み出すブランドです。こうした取り組みを通じて、消費者に「海洋ゴミ問題」をより身近に感じてもらい、実際に行動するきっかけを提供したいと考えています。

 

「サステナブル」を当たり前にするブランドへ

UPSEAは、海洋ゴミ問題に対して「意識が高い人」だけのブランドではありません。サーファーはもちろん、普段のライフスタイルの中で自然と環境に配慮した選択ができる、そんなブランドにしたい。 サステナブルな選択を「特別なこと」ではなく、「当たり前のこと」にする。そのために、私たちはフィンやアパレルなど、日常的に使える製品を海洋プラスチックから生み出し、より多くの人に手に取ってもらえるようなブランドを目指しています。

 

未来の子どもたちへ、未来の海を残すために

このブランドを通して伝えたいことはひとつ。「海洋ゴミは陸から生まれる」 という事実を知り、意識を変えるきっかけをつくること。UPSEAを選ぶことが、ただの買い物ではなく 「未来の海を守るアクション」 になる。そんな想いを込めて、これからもUPSEAは挑戦を続けていきます。

海を愛するすべての人へ。UPSEAと共に、新しい波を起こしていきましょう。

 

株式会社SUSTAINABLE JAPAN

代表取締役社長 東濵 孝明

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